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秋ウコンの簡単な保存方法と保存期間!種芋・食用・粉末について(家庭菜園)

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秋ウコンの収穫時期がわかって収穫を始めると保存方法が気になりますね。

11月下旬頃から翌年の1月初旬にかけて、
秋ウコンの収穫をしますが、収穫をしながら、保存する必要が出てきます。

収穫したままにしておくと、ウコンが乾いてしまったり、
変質したり
腐ったりしてしまうからです。

我が家のように家庭菜園にしては広い畑で私が一人でウコンをたくさん栽培していると、
収穫だけでも何日もかかるので、収穫しながら保存します。

家庭菜園で作った秋ウコンの保存方法は種芋、食用、粉末で異なりますので、

それぞれについて、誰でもできる簡単な保存方法や保存期間についてくわしくご紹介します。

秋ウコン種芋の保存方法と保存期間

1.種芋を選ぶ

種芋の保存方法は、まず来春植える種芋にするべき芋を選びます。
と言っても、ウコンは強いので、どんな芋でも生きていれば種芋として使えます。

そのため、私は、粉末に加工しにくい、
どちらかと言えば
捨てても良いような不良品的な芋を種芋にします。

収穫しながら選んでおくと後が楽です。

2.発泡スチロールの箱と土を用意する

次に発泡スチロールの箱を2個と土を用意します。
発泡スチロールの箱はスーパーマーケットなどでもらえますね。
野菜や魚が入っている白くて軽い箱です。

30~35cm四方ぐらいが持ちやすいです。
一度用意すると10年は使えます。

土は畑で秋ウコンの収穫時に掘った土をポリ袋などに入れて持って帰ります。
発泡スチロールの箱2個分用意すれば充分です。

種芋の保存方法は、
発泡スチロールの箱のふたを開けて箱の底全体に2㎝程度の深さに土を入れ、
種芋がくっつかないように並べます。↓

 

次に、並べた種芋が隠れるぐらいに土をかぶせます。
その上にまた種芋を並べて土をかぶせることを繰り返し、
箱がいっぱいになったらきっちりふたをして終了です。

発砲スチロールは空気でできているのでふたをしても呼吸ができます。

大抵はこのまま春に畑に植えるまで放置しておいても大丈夫です。

しかし、最初に入れる土が白っぽいほど乾燥していた場合は、
途中で水分を足す必要があります。

2箱用意するのは予備のためです。
どちらかの種芋が何かの原因でダメになった場合の危険防止用です。
まあそうは言っても、一度もダメになったことはありませんが。

3.種芋の保存場所

種芋と土を入れた発泡スチロールの箱を保管するのは、
私の場合、家の中の洗濯場と物置の中です。

常温で、日光や風の当たらない温度変化の少ない場所が適所です。

用心のために二カ所に保存しますが、20年以上一度もダメになったことはありません。
腐ったりしたこともほとんどないと記憶しています。

これは発泡スチロールと土の効果だと思われます。

発砲スチロールは98%が空気でできているので断熱性が強く、
保温保冷効果が高いのです。

冬の寒さにも夏の暑さにも耐えられるわけです。

寒さに弱いとされているウコンですが、
家の中ではこの土入り発砲スチロール箱でいつも大丈夫でした。
群馬県南部ですが。

また、発砲スチロールは保湿効果も高く、
最初に入れる土が乾燥していない限り、
発泡スチロールの箱を開けずに春まで放置できます。

発砲スチロールに土を入れることでウコンの湿度を保ち、
土の殺菌効果により病気にもならず春を迎えることができるのだと思われます。

土が白っぽくなるほど乾燥した場合は少量の水をじょろなどで入れておきましょう。

4.秋ウコン種芋の保存期間

秋ウコン種芋の保存期間は、発砲スチロールで保存する場合は、

収穫してから春(関東地方では5月初旬)に畑に植えるまでの約半年間です。

5.発砲スチロール以外の種芋の保存方法

私はまだ実験していないのですが、
掘り上げたウコンを土中深く埋めて春まで保存する方法もあるようです。

やってみようかと思いましたが、掘るのが面倒なので植えてあるままにして、
寒さ除けのために土をかぶせる実験をすることにします。

食用秋ウコンの保存方法と保存期間

1.常温の場合

◆種芋として保存した中から使う

家庭菜園などでウコンを栽培している場合は、
来春のための種芋を多めに用意しておいて一部分を食用にするのが一番ですね。

発砲スチロールに土入れした種芋は少なくても半年は同じ状態で保存できますから。

◆新聞紙に包んで保存

ウコンを栽培していない場合は、新聞紙に包んで冷暗所に保存すると1~2週間ぐらいもちます。
乾燥しないようにするのがポイントです。

できれば、泥付きの方が長持ちするので、友人などからもらう場合は、
泥付きのウコンを頂き、そのまま新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。

2.冷蔵庫の場合

◆冷蔵庫の野菜室に保存する

きれいに洗ったウコンを、湿らせたキッチンペーパー等で包んで、ポリ袋に入れ、
少し口を開けて空気が入るようにして、冷蔵庫の野菜室にいれて保存します。

キッチンペーパーの保湿と野菜室の適温(10℃前後)で約一か月もちます。

注意)冷蔵室では温度が低すぎるので徐々に冷やされることに弱いウコンは溶けてしまいます。
決して冷蔵室に保存してはいけません。

◆冷凍して保存する

生ウコンは冷凍することができます。

❖丸ごと冷凍保存する場合
ウコンをよく洗い、皮がきらいな人は皮をむき(私は皮付きです)、
汚い箇所や変色している部分を除去します。

その後水気を拭きとり、丸ごと冷凍用保存袋に入れて、
中の空気を押し出しきっちりチャックを閉め、冷凍室で保存します。

使う時は、冷凍室から取り出してすぐに丸ごとすりおろして使用できます。
すりおろさない時は自然解凍します。

❖すりおろして冷凍保存する場合

丸ごと冷凍保存する場合と同様に下処理をしてウコンをすりおろし、
使いやすいように小分けして冷凍保存用ポリ袋に入れて冷凍保存します。

煮物に使うには袋から出して解凍せずに鍋にいれられますし、自然解凍しても良いです。

冷凍保存すると半年ぐらいは大丈夫です。

注意)すりおろすと、徐々に揮発性成分が抜けるので、
一か月以上保存する場合は丸ごとがお勧めです。

粉末秋ウコンの保存方法と保存期間

ウコンを天日で干してはいけない理由

粉末秋ウコンを保存する前に、重大な注意事項があります。

ウコン粉末の保存方法について調べているあなたはウコンを栽培していて、
ご自分で秋ウコンの粉末を作成しておられるのかも知れませんね。

畑でとれたウコンを洗って、スライスして、乾燥して、
ミルなどで粉末にするのですが、

秋ウコンを乾燥するとき、天日干しをしてはいけません。

紫外線に当てるとせっかくのクルクミン(黄色い成分)が激減してしまうからです。

ストーブや、ドライフルーツを作る乾燥機などで乾かしましょう。

天日干しをしたウコンは黄色味が減って白っぽくなるのでクルクミンが減ることが明らかです。

現に、ウコンで一部分黄色にそまったシャツを天日に干すと、
黄色い部分の色が消えてしまうことから天日に干すと、クルクミンが無くなることが証明されます。

粉末秋ウコンはビンに詰め2年間保存できる

秋ウコンの粉末は、口がしっかり閉まるビンに詰め込み、
食用乾燥剤を載せてしっかり口を閉めます。

常温の冷暗所で2年間は保存可能です。
ウコンの保存方法は粉末にするのが一番長持ちします。

 

暗いところに保存するのは、前項でも述べた太陽光などの紫外線に当てると、
クルクミンが減少して、せっかくのウコンの効果が無くなるからです

せっかく日光に当てずに乾燥しても保存するときに紫外線に当ててはなんにもなりませんからね。

道の駅などで、農家さん自作のウコン粉末がよく売られていますが、
大抵は天日干しされているのではないかと心配です。

ブログなどで調べると天日干ししている農家さんが大部分のような気がするので、
確認して購入することをお勧めします。

秋ウコン粉末(ターメリック)の簡単な作り方はこちら

まとめ

家庭菜園において、
誰でもできる秋ウコンの簡単な保存方法と保存期間についてお伝えしました。

種芋・食用・粉末についてまとめます。

◆秋ウコンの種芋の保存方法と保存期間

生きていればどんな芋でも種芋にできるので、発泡スチロールの箱に土を敷いて、
ウコンがくっつかないように並べてウコンが隠れるまで土をかぶせます。

それを数段くり返し
発泡スチロールの箱にきっちりふたをして、
屋内で、日光や風の当たらない温度変化の少ない冷暗所に保存します。

大抵はそのまま春まで保存できますが環境により土が白っぽいほど乾燥する場合は、
様子を見て時々少量の水をかけて湿り気を保ちましょう。

◆秋ウコンの食用の保存方法と保存期間

❖常温の場合

1.種芋と同様の保存方法なら春までいつでも利用できます。

2.新聞紙に包んで冷暗所に保存すると1~2週間もちます。泥付きの方が長持ちです。

❖冷蔵庫の場合

1.きれいにしたウコンを湿らせたキッチンペーパーで包みポリ袋に入れて、
冷蔵庫の野菜室に保存すると
約一カ月もちます。(冷蔵室はNG)

2.きれいにしたウコンを丸ごと冷凍用保存袋に入れて空気を押し出して、
きっちりチャックを閉めて
冷凍室に保存すると約半年もちます。
すりおろしなら一カ月で消費しましょう。

◆秋ウコンの粉末の保存方法と保存期間

秋ウコンの粉末は、口がしっかり閉まるビンに詰め込み、
食用乾燥剤を入れて冷暗所に保存すると約2年間もちます

紫外線に当てるとウコンの黄色い成分である大切なクルクミンが激減するので、
決して日光の当たる場所に保存してはいけません。

当然、粉末に加工するときも決して天日干しをしてはいけないことは、
覚えておいていただきたいです。

以上、誰でもできる秋ウコンの簡単な保存方法と保存期間についてまとめました。

この記事が、あなたのお役に立つことをお祈りします。

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