朝ドラ『半分、青い。』2018年6月9日(土)60話の鈴愛(すずめ)
と清(さや)の取っ組み合いのケンカはすごかったです。
鈴愛(すずめ)の態度はまあまあ想像できたのですが、清
(さや)にはびっくりしました。
あんなにおしとやかで、弓道の弓を引く姿がすてきな
美人でしたから。
清(さや)は見かけによらず、性格は怖いのかなと
思ってしまいました。
鈴愛(すずめ)と清(さや)のケンカの様子と、そのとき清が
放ったオウンゴールという言葉について調べてみました。
◆鈴愛(すずめ)と清(さや)のケンカの様子
清(さや)は律の部屋に遊びに来ていたようですが、鈴愛(すずめ)
が律のアパートの部屋の下に来て、笛を吹き、「律、お誕生日
おめでとう!」と、声をかけて立ち去ろうとすると、律ではなく
清(さや)が顔を出します。
そのとき鈴愛(すずめ)は同僚の小宮と一緒だったので、律には
声をかけるだけのつもりだったのですが、
主がいない律の部屋に鈴愛(すずめ)と小宮を招き入れた清
(さや)は、自分の気持ちを鈴愛にぶっつけます。
「私、律に私の知らない時間があることが嫌なの。それが過去でも。
あのさ、マグマ大使だかなんだかしらないけど、人の恋人、3回笛
吹いて呼ぶのやめてくれないかな。」
「あなたは、律の何なの?何なの?消えろよ!」とあの清(さや)
の言葉とは思えない調子でまくしたてました。
これを聞いた鈴愛(すずめ)も黙ってはいられません。
「律を返せ。律は私のものだ。生まれた時から律は私といたんだ!
とやりかえして 取っ組み合いのけんかに。
突き飛ばされた鈴愛(すずめ)の手がふくろう町の思い出の大事な
写真を破ってしまいました。
嫉妬に狂った清(さや)が破ろうとしたときに、「律が帰ってき
たら悲しむから」と、とどめた鈴愛でしたが、なんと自分で破って
しまったのです。
それを見た清(さや)が「自分で破ってる、オウンゴールだ」と
肉々しげに言い放ったのです。
清(さや)が勝ち誇ったように言ったオウンゴールが気になって
調べてみました。
◆オウンゴールとは?その言葉が使われ始めた時代が違う?
❖オウンゴールの意味は?
一番簡単なデジタル大辞泉の解説によると オウンゴール
(Own goal)の意味は
サッカーで、誤って味方のゴールにボールを入れること。 相手方の得点となる。
とあります。
英語の Own は「自分の」という意味ですから Own goal は
「自分のゴール」という意味で、自分のゴールに入れてしまう
ことだと、素直に理解できます。
自分が守っているゴールに入れてしまったら相手の得点に
なってしまうのですね。これは大変です。
❖オウンゴールという言葉が使われ始めたのはいつ?
しかし、さらに調べると、このオウンゴールという言葉は、英語
ではもともとオウンゴールと言われていましたが、鈴愛たちが
19歳の時期には日本語では、自滅点というような言葉が使われて
いたことが判明しました。
そもそもJリーグがはじまったのが、1993年。
翌年1994年のワールドカップで、コロンビアの代表選手がオウン
ゴールをしてアメリカに負けてしまい、大会後怒ったファンに
襲われて命を落とす事件がありました。
この事件にかんがみ、日本語訳のイメージが悪いとのことで、
この事件の3ヶ月後、日本サッカー協会でも表記を国際的な
「オウンゴール」に統一したのです。
1944年では、鈴愛と律は23歳ですから、
清(さや)がオウンゴールと言い放ったときはまだ19歳。
オウンゴールという言葉は日本ではまだ一般には使われて
いなかったと思われます。
これは北川悦吏子(きたがわ えりこ)さんのミスでは
ないでしょうか。
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